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美味い酒と料理に素敵なステージを。

ステージ

PERFORMANCE

​ステージ

PERFORMANCE

​美味い酒と料理に素敵なステージを。

​私と東北

これまで計6回行われてきた食と酒東北祭りを彩ってくださった演者さんへのインタビューを掲載します。

​vol.1   LAWBLOW さん

​第一回目は岩手県大船渡市を中心に活動中のアーティストであり、第4回、第6回のお祭りに出演してくださった「LAWBLOW」の菅原盾さんに東北や東日本大震災についてのインタビューを行わせていただきました。

(インタビュアー:食と酒東北祭り実行委員会 演目部門 駒井理乃)

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LAWBLOW  菅原盾さん

生まれ育った岩手県大船渡市に在住し、全国各地でライブ活動中。

ライブでは涙を流す人が多く見られる心に滲む楽曲は、涙の後に笑顔へと変えてくれる不思議なパワーがある。

公式HP

​公式YouTube

 

駒井(以下 駒): 本日はお忙しい中ありがとうございます!

      早速ですが、LAWBLOWさんが食と酒東北祭りに参加していただいた経緯について教えてください。

菅原さん(以下 菅): 地元の飲食店のオーナー様からの紹介です。

        LAWBLOWは音楽で大船渡や東日本大震災について伝える活動をしてきているので、

        とても素敵なイベントだと思い出演を決めました。

駒:実際に出演されてみていかがでしたか。

 

菅:たくさんの東北で溢れている会場なので、アウェーを感じることなく歌うことができました。
  
スタッフの方がとても優しくて、温かいお祭りだと思いました。この先も関わりたいイベントの一つです。

 

駒:そういっていただけて嬉しいです!昨年私もステージを見させていただきましたが、会場が一体となっててすごく
  温
かい気持ちになりました。

 

  先ほど東日本大震災について伝える活動をしているとおっしゃっていましたが、震災が起きてどの位で活動を再開
  し
たのですか。

 

菅:2~3週間後には再開して、『復興者』というアルバムを作りました。初めは震災と音楽は無縁だと思っていたのです
  が、だんだん怒りがこみあげてきて。津波に大切なものをたくさん流
されて、音楽まで奪われてたまるかと。この感
 情を覚えているうちに音楽にしようと決めました。

 

駒:音楽で人々を勇気づけたい、などの想いからではなく、怒りの感情からというのは驚きでした。

 

菅:そうですね。この音楽があるから生きていける、ということはないと思っています。そういう励ましの意味ではな
  く
て、この現状の喜怒哀楽を記録するという体験した人にしかできないことをしようと思ったんです。

  だから、怒りも笑顔も 余すことなく曲の中に残すことにしました。

 

駒:なるほど。

 

菅:そして、この曲を歌わない日が来た時が本当に復興したときだと思います。

  当時よりも震災のときの歌を歌う機会はりましたけど、まだまだです。

 

駒:震災から来年で10年を迎えますが、どのような想いを抱いていらっしゃいますか。

 

菅:もう十年、まだ十年という感じです。復興できたところもありますが、まだ工事中の道路があったり、元の建物に
  住
でない人もいたりします。僕は、復興して都会的な街になるよりも、元の街に戻ってほしいと思っているんで
   す。

 

駒:貴重なお話をありがとうございます。食と酒東北祭りでも震災や東北の現状をどう伝えるか毎年話し合うのです
  が、
こうして東北で活動している方の生の声のお話を聞くことができて良かったです。

 

菅:楽しくて盛り上がるイベントで歌っていいんだろうかというバランスの難しさも感じます。

  ただ、楽しい中にもある、ちょっとしたさみしさとか切なさとか、忘れないぞっていうスパイスがあればいいん
  じゃ
ないかと思いますね。

 

駒:はい。これからの食酒のあり方を考える、大切な言葉を聞けた気がします。

 

  最後に東北についての質問です。東北の好きなところや魅力など教えてください。

 

菅:静かな所が魅力だと思います。学生時代に東京に住んでいて、都会は便利ですが休息するには慌ただしいところだと

  感じました。なにもない田舎だけれど、それが良さでもあって、夜に音がしないとか安眠できるとか、、落ち着い
 て
いるところが好きです。

 

駒:素敵ですね!また実行委員みんなで東北に訪れたいです。

 

  本日はありがとうございました。これからも食と酒東北祭りをよろしくお願いいたします。

 

菅:こちらこそお願いします~!

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LAWBLOW

生まれ育った岩手県大船渡市に在住し、全国各地でライブ活動中。

ライブでは涙を流す人が多く見られる心に滲む楽曲は、涙の後に笑顔へと変えてくれる不思議なパワーがある。

 

東日本大震災直後は支援活動をする傍ら、全国の復興イベントに参加した。

2011年7月27日発売となった 1st.アルバム「復興者」からは「家に帰ろう」が、NHKいわてみんなのうたに選出され、被災地のみならず、全国各地から共感を得た。

 

2018年12月メンバー脱退に伴い、リーダーであった菅原盾がソロで『LAWBLOW』を続け、2019年7月東京、11月地元岩手大船渡で新体制初のワンマンライブを成功させた。

 

2020年には待望のソロ初CD、『恒星』をリリース。

公式HPはこちら

公式YouTubeはこちら

​LAWBLOW 「父さんへ」MV
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